スケアクロウ
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ライブのセットリストとかレポートとか
2007年05月30日
バンドスコア the pillows/Wake up! Wake up! Wake up! 発売
監修:the pillows
判型:B5判
定価:2,730円(税込)
頁数:184ページ
発売日:2007年5月30日
発行元:株式会社ドレミ楽譜出版社
※バンド・スコア Wake up! Wake up! Wake up!特別企画
「the pillows」コピー・バンド・コンテスト開催決定!!
詳細はバンド・スコアのP.184をご覧下さい。
web - http://www.doremi.co.jp/Doremi/ASC03.do?isbn_cd=11464
2007年05月15日
MTV STYLUS the pillows ダイジェスト版ムービー
4/25 ON AIR
今年結成17年目にして、今バンド史上最大の注目を音楽シーンから集めているロック・バンドthe pillows。日本国内のみならず、アメリカ、メキシコとツアーを行って来た彼らを、「MTV STYLUS」は直撃。ドキュメンタリーではツアーの模様と、the pillows以外での彼らの時間に密着。またインタビューでは、17年目を迎えるバンドの現在と、ニュー・アルバム『Wake up! Wake up! Wake up!』に込めた想いをたっぷりと語ってもらった。
海外でも熱い旋風を起こすthe pillowsのツアー
2006年に「LOSTMAN GO TO AMERICA」と釘打ったワンマンツアーをアメリカ5箇所で行い、全公演ソールドアウト、総動員数6,000人という異例の記録を打ち立てたthe pillows。ライブでは、アメリカのファンたちが一緒に日本語で大合唱してくれたそうだ。金髪のアメリカ人が自分たちの歌を大合唱する光景には、ベーシスト真鍋吉明も「自分の一生でもなかなか見られない風景だろうな」と感慨深そうに振り返る。同時に行ったメキシコでのツアーも、かなり印象的だったようで、「予想を超えたことばかり。リハーサル5時間押しているのに、誰も焦ってないのがすごい(笑)」と文化の違いを痛感したようだ。
日本のみならず、世界各国で熱烈な支持を集めているthe pillows。ボーカル&ギターの山中さわおは「なんで人気が出たかと言うと……それは良い音楽だからだよ」と自信たっぷりに話す。海外での評価には手ごたえを感じつつも「日本でやりたいこともいっぱいあるし、(海外での評価は)日本での活動があってのことだから」と強く語った。
オフの3人の意外な素顔とは!?
the pillowsとして活動している時以外の時間を、彼らはどう過ごしているのだろうか。山中さわおの趣味はなんと“浮世絵の採集”。特に「一番なんかロックだね」という、江戸時代末期を代表する浮世絵師 歌川国芳のファンらしい。自慢のコレクションに囲まれて過ごすひと時が「至福のひと時」だとご満悦だ。
ドラマー佐藤シンイチロウは、もともとthe pillowsと昔から親交の深かったThe ピーズに、5年前にドラマーとして加入した。曰く「どちらもそんなに違いはないような気がする……The ピーズの方が練習は早く終わる感じかな(笑)」と、二つのバンドを掛け持ちする苦労は感じていない。むしろ「楽しいです。楽しくて、すいません」と笑ってみせる。
ベーシスト真鍋吉明は、NINE MILES名義でのソロ活動も行っている。元々は発表するつもりもなく、自分の時間のために作っていたレゲエだったが、山中さわおに「アルバム作りなさい」と怒られたことがきっかけでアルバム作りへと繋がったという。自宅スタジオではレゲエに対する思い入れをたっぷり語ってくれた。
17年のキャリアが円熟させたニュー・アルバム完成
ニュー・アルバム『Wake up! Wake up! Wake up!』をリリースしたばかりのthe pillows。「僕が世界に向かって“目覚めろ”っていうメッセージを投げかけているっていうのは珍しい」と語る同タイトルには、バンドのいろんな想いが込められている。「もう“Wake up!”という言葉を発するのに相応しい実績と年齢と立ち居地に立っているバンドだと思っている」と、バンドが積み重ねてきたキャリアに対する自信を覗かせる。
アルバム解説では、“Wake up! dodo”には、絶滅した、飛べない鳥ドードーに、死んでしまったアーティストや解散したバンドをオーバーラップさせて歌にしたと明かしてくれた。また、“スケアクロウ”では、バンドのメンバー2人に「まだまだ行こうぜ!」という気持ちで作った曲だという。この後、特別に“BOAT HOUSE”をアコースティックで演奏してくれた山中さわお。バンドが17年かけて培ってきたもの、そして17年経っても変わらない音楽への気持ち。ニュー・アルバムにはその二つがしっかりと込められているようだ。
http://www.mtvjapan.com/music/feature/stylus/
http://www.mtvjapan.com/music/feature/stylus/repo04.html
La.mama 25th ANNIVERSARY BAD MUSIC GROUP presents "KADO-YANG NIGHT" 1・2
2007年5月16日(水)・17日(木) 渋谷La.mama
<出演者>
16日:the pillows / noodles / monokuro
17日:怒髪天 / The ピーズ / TIMESLIP-RENDEZVOUS / ザ キッチンゴリラ
<時間>
両日共に、開場 18:30 / 開演 19:00
<料金>
1日券¥2,500 (Drink¥600別途)
2日通し券¥4,500 (各日 Drink¥600別途)
★特典あり★
・2日通し券をお買い求め頂いた方には特製キーホルダーをプレゼント!
・さらに、ご来場の方全員にオリジナルバッヂをプレゼント!!
<チケット発売>
BAD MUSIC GROUP HP 特設ページのみでの販売となります。
(プレイガイド・店頭での販売はございません。)
チケット申し込み開始日時:4月23日(月)19:00〜
購入方法など詳しくは こちらhttp://www.delicious-label.com/ticket/lamama.html をご覧下さい。
2007年05月07日
音楽と人 2007年6月号 表紙・特集
2007年05月05日
アルバム全曲解説 FM FUJI SATURDAY STORM 07/05/05
本人による曲目解説
T1 Wake up! do do
絶滅した飛べないドードー鳥がいた。学生時代に使っていた辞書で挿絵が載っていくものがあるんだけど、これもそれで発見した。『絶滅した』とか『飛べない鳥』って所に惹かれた、曲を書きたいと思っていた。解散したバンドや好きだったミュージシャンをドードーに例えている。終わっていくことを前はシリアスに捉えていたんだけど、今は、それを軽やかにやっていける。結成18年、よく続ける原動力は?って聴かれるけど、続ける努力なんてしたことない。音楽に飽きてないだけ。
T2 YOUNGSTER(Kent Arrow)
若者達って意味。アルバムで一番最後に作った曲。アルバム全体で見たとき、ツアーを考えたらこういう曲もいいなぁって作った曲。僕の曲はほとんど自分のこと、この曲は、ものすごく珍しくアドバイス的な曲。実体験なので説得力があると思う。
T3 プロポーズ
このアルバムで一番古い曲。前のツアーの時に新曲として発表済。ギターソロはアメリカのツアー中、ロサンジェルスで作ったと言ってました。この曲はメンバー二人に向けた曲。OASISがきたとき、『バッ』の音がめちゃくちゃマイクがふいててカッコいいと思った。
T4 スケアクロウ
ラブソングに作ってますがこれもメンバーに向けた曲。おふざけバージョンが『プロポーズ』でこちらがシリアスバージョン。スケアクロウって案山子って意味なんだけど、この曲のタイトルがなかなか決まらなかったんだけど、曲が出来て15分後、テレビで『スケアクロウ』って映画がやっていた。内容もぴったりで、僕の中ではスケアクロウは案山子ではなく、『ろくでなしの友情』って変換される。
T5 BOAT HOUSE
高いアコースティックギターをねだってねだって事務所に買って貰った。僕が好きなオルタナの音楽って安いギターの安い音だからそれが求める音になる。だから、これまで安いギターしか弾いたことがなかった。だからどうしても弾き語りの曲が必要だった。映画『アパートの鍵貸します』でジャック・レモンが『無人島で足跡を発見した、それは君だ』ってセリフがある。そのセリフがずっと残っていた。無人島にずっといようって気持ちからなるべく人とかかわっていこうって思えるようになった。
T6 プレジャー・ソング
去年のツアーの最終日のzepp tokyoが即日完売になった。それで喜んで書いた曲。自分の価値は自分で知ってるってやってきたけど、それでも評価されたら非常に嬉しい。
T7 シリアス・プラン
オルタナミュージックってこういうゆるい曲に向いている。真鍋君のギターソロが彼らしくなくて、こんなに長くやっているのにまた新しさを感じて好きです。
T8 Skinny Blues
15ドルのUFOって一昨年、アメリカツアーでやってたときビーチでやっていたフリーマーケットでUFOのTシャツを15ドルで買った。僕にしか分からないダブル・ミーニング。
T9 プライベート・キングダム
僕の想像を超える辛い出来事があって人と接することが出来なくなってしなうのであれば、別ですけど。 本当に都合のいい世界って自分ひとりしかいなくて、大好きなあの子もいない。それは本当に自由なのか?嫌なことをされたとか、合わないからって人を遠ざけるのは簡単だけど、人と繋がった上での感動のほうがいいと思う。
T10 Century Creepers(Voice of the Prteus)
Creepersって爬虫類のこと。プリテウスっていう蜥蜴がいて、洞窟で一生を遂げるから目が退化してしまって寿命は100年、1年飲まず食わずで生きていけるらしいですよ。僕みたいな人間は甘えてるんだと思う。それを自分で認めたうえで生きて生きたい、そう気付いた最近、悪くない。
T11 Sweet Baggy Days
大人の悲しみ。願いが叶わないことや思い通りに行かないこともしょうがないと思える。人は死ぬって誰でも知ってるけど、小学生に聞くのと80歳のご老人に聞くのは感覚が違う。終わっていることを知った上での光と闇。熱唱しないボディブロウのようなじわじわくる悲しみ。自分の事は日向と日陰でいうと日陰にいるとは思う。でも、日陰にいるけど日向を向いている、俺は下を向いたことはない。暗い人間が必ずしもネガティブって訳ではない。
http://storm.fmfuji.co.jp/guest.html
2007年05月02日
ニューアルバム「Wake up! Wake up! Wake up」5月2日発売

Wake up! Wake up! Wake up! (初回限定盤)(DVD付)
初回限定盤はスケアクロウとWake up! do doのPVを収録したDVD付き
01. Wake up! do do
02. YOUNGSTER (Kent Arrow)
03. プロポーズ
04. スケアクロウ
05. BOAT HOUSE
06. プレジャー・ソング
07. シリアス・プラン
08. Skinny Blues
09. プライベート・キングダム
10. Century Creepers (Voice of the Proteus)
11. Sweet Baggy Days
6月12日よりWake up!ツアー開始
オリコン5月14日付アルバムランキング 初登場14位 推定売上数 15,844枚
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Amazon DEEP DIVE インタビュー 動画メッセージ
「これでまた一年生き延びられるなとは思う。これがあれば、今年もまたツアーができるなってさ。でも、この活動が終わる前にもっと好きな曲を作らなきゃダメだなっていうことも考えつつ……。今は出来上がった喜びでとりあえずいっぱいかな」
結成17年という長きキャリアの中には認められず、苦難を感じ続けた時期もあったという。でも、自分たちを信じ続け、走り続けた結果が今という現実を生み出した。17年の中で今が一番売れているなんて、ポップ・ロック・モンスターという称号がしっくりくるバンドだ。
「人気がないと評論家たちは「一体このバンドは何をやりたいのかわからない散漫なバンドだ」って言うんだよ。確かにはっきりしたモノがなきゃいけないのかもしれないけど、俺はそれをやりたいだけなのに、「何がやりたいのかわからない」って色んなこと言われ続けて。「それが何か文句あるのか!?」ってずっと思ってたけど、今は<ピロウズらしい>って言われる状態にここ何年かでやっときたからさ。それは嬉しいな」
いくら夢を願っても諦めてしまえば、その時点で終わりを告げる。だが、彼らは信じ続けたことによって生まれた、誰にも真似できない“ピロウズらしさ”という音楽を作り上げた。そんなことはもうすでにわかっていることだが、さらに彼らは進化を遂げたアルバムを完成させたのである。
「『Wake up! Wake up! Wake up!』は<ピロウズミュージックに目覚めてくれないか?、好きになってくれないか?、僕の好きな世界が広がってくれないか?っ>ていう気持ちで付けたタイトル。ピロウズにしては珍しく世の中に対してのメッセージが入ったタイトルだね」
gage the pillows(ザ・ピロウズ)インタビュー 動画メッセージ 07/05/02
・先行シングルの「スケアクロウ」は「みすぼらしい」という意味の他に「カカシ」という意味もあるかと思いますが、歌詞中の旅に出ようというキーワードがありますが、オズと魔法使いの物語などに絡んだ意味も含んでおりますか?
Y:「オズの魔法使い」は無関係です。歌詞を9割り書いた直後に映画「スケアクロウ」を偶然見て、あまりにも歌詞とリンクしてたので、運命的な出会いにも感じタイトルにしました。スケアクロウ=かかし、だけど僕的には映画のイメージでスケアクロウ=ろくでなしの友情、ってワード変換してるのです。
・先行シングルにはMr.Childrenの「つよがり」のカバーが収録されてますが、これを収録するに当たってどういったエピソード(きっかけ)がありましたか?また、カバーしてみていかがでしたでしょうか?
Y:昨年秋にミスチルと対バンツアーを回る事になり、ミスチルがピロウズの「ストレンジカメレオン」をカバーしてくれてるので、僕らもお返しにやりたいと思い…。ツアーで毎ステージやってるうちにどんどん愛着も湧いてきて、レコーディングしました。本人達にも絶賛されたし僕らも気に入ってます。
・「Wake Up ! Wake Up ! Wake Up !」は日々不安を抱えて過ごしている人達に「大丈夫だよ」と励ます言葉にも聞こえたり、「うかうかしてる場合じゃないぞ、起きろ!」という渇を入れる言葉にも聞こえました。どのようにしてタイトルを決定したのでしょうか?
Y:僕の好きな音楽、「オルタナミュージックに目覚めろ!ピロウズミュージックに目覚めてくれ!」と言う願いを込めてタイトルにしました。
・楽曲が浮かぶ時というのは何かインスピレイションを受けると思いますが、普段どんな事にアンテナを張っていたりしますか?逆にアンテナを張ってないのに入ってくる、という事もありますか?
Y: ありとあらゆる事から影響受けるタイプだと思います。常にピロウズに結び付けるクセがあります。
・アルバムの制作に当たって、初めから完成形のビジョンがありましたか? それとも制作していく中で方向性が固まって行ったのでしょうか?
Y:行き当たりばったりタイプです。曲は沢山あって、歌詞が10曲書けるとアルバム出せるなぁ〜って感じかな(笑)
・前の質問の続きになりますが、ライブで演奏する事も視野に入っていましたか? どんなライブを想定してましたか?
Y:基本的に想定してないです。2曲目「YOUNGSTER」だけライブで楽しめるようにハンドクラップを入れました。みんなで盛り上がるのでは?
・今年も多くのフェスに参加される予定が発表になっております。フェスと ライブツアーではライブに対するスタンスが違うと思いますが、どんな違いがありますでしょうか?。また意気込みをお聞かせいただけますか?
Y:ワンマンが「彼女に会う」感じだとしたら、フェスは「合コンに行く」感じかなぁ(笑)
・バンドを長く続ける秘訣は何だと思いますか?
Y:知りません(笑)それについて努力した事ないんで。ラッキーな組み合わせでした。
・最近プレイベートで気になるものなどありますか?
Y:ピンクドラゴンの服をやたら買ってる!
・それは今後のthe pillowsに影響したりしますか?
Y:まぁもしかしたらコラボとか!?ないかな!?(笑)
・今後の展望を教えてください。(これからトライしたい事教えてください)
Y:行き当たりばったりなので特にないですが…解散しないでずっとやりたいです。
・ファンの皆様へメッセージをお願いします。
Y:17年もピロウズやってるけど、相変わらずロックに飽きてなく、楽しんで良いアルバムが出来ました。良い顔でツアー回れると思うのでヨロシクです!
http://gage.jp/2007/05/003398.php
エキサイトミュージック クローズドアップ インタビュー ビデオコメント 07/05/02
Excite: 前作『MY FOOT』から1年4ヵ月ぶりのニューアルバム『Wake up! Wake up! Wake up!』を聴いて感じたのは、the pillowsのブレることのない“普遍の音楽”でした。
山中: でもね。本人たちはよくわからないんだよね。変わらないってことに関して言えば。the pillowsは結成してからもう17年になるんだけど、93年からの3年間にすごく色んなことをしたんだよね。丁度、同じ頃にデビューしたミスチルやスピッツやウルフルズとかがみんなメガヒットを出してた時期で。その頃は模索していたっていうか。色んなジャンルをやりたくて、楽曲にそういうテイストを入れたいっていう気持ちから、ジャズやソウルやボサノバだ…って、スタイリッシュなものを沢山やったし、テクニック的にもむちゃくちゃ磨いたんだよね。本人たちは楽しんでやっていたことだったし、今聴いても好きな作品ばかりではあるんだけど、周囲からしてみればきっとthe pillowsの音楽がブレた印象のあった時期だと思うんだよね。音楽的に変化したり、ブレることを怖れないでの作業を早い時期に3年間もやったことで今があるんだと思う。
Excite: その3年間を経た結果として、今の“普遍の音楽”に辿り着いた、と。
山中: 楽しんではいたけど、結局しっくり来なかったんだよね。その3年間。憧れてたのかな。ポール・ウェラーになりたい、みたいな。憧れてやっていたことだから、自分の中から湧き出してきたものではなくて、頑張ってやってた、背伸びをしていたことだったんだよね。そんなときに事務所にミッシェル・ガン・エレファントが入ってきて、一緒のステージに立ったりもするようになって。めちゃくちゃカッコイイんだよね、ロックで。オレもロックンロールが好きなのに、「なんで辞めちゃったんだろうな」って思わされたり、同じ時期に自分が作っている音楽に対して「何をやってるんだろう?」って考え込んでいたりもしていて。そういうのが重なっていたところで『ストレンジカメレオン』が出来上がって。ここで自分たちの音楽に対して開き直れたんだよね。
Excite: 確かに96年の『ストレンジ カメレオン』発売以降、現在まで続いている、いわゆる“the pillowsの第三期”ではずっと余計なものを削ぎ落としたロックかつポップなサウンドを確立しましたよね。
山中: 若い頃は、ザ・キュアーが好きとか、スミスが好きって思っていても、そこから影響を受けていることを表に出すのが怖い感覚があって、色々とアレンジでも「自分たちらしさを作らなきゃ」って気持ちで頑張っていたんだよね。でも『ストレンジ カメレオン』も収録してる『Please Mr.Lostman』ってアルバムでは、この曲はザ・キュアーっぽく、スミスっぽく…ってやってやろうっていう潔さがあったんだよね。憧れていることをそのままやっても、オリジナリティが滲み出てることこそが本物で。とにかく好きなことをしなきゃって、骨身に染みるほど知ったんだよ。それが96年。だからそこからはもうブレないんだよね(笑)。
Excite: その96年以降は音に滲む気持ちも、普遍であるのに常に新鮮、というか。そのままという感じですよね。止まっているということではなく、良い意味でそのままに楽しんでいる雰囲気があるんですよ。
山中: 気持ちはね、センスの良い高校生でいたいんだよね。それくらいのアレンジをしたいっていうか、渋くはなりたくないし、ロックは垣根の低い音楽で良いと思っているから。パッと手を伸ばしてパッと好きになって、だけどわからないうちに栄養があった、というような、そんな音楽でいたい。ジャンクでね。まだ欲しい、まだ欲しいって、いつまでも欲してもらいたいよね。10年聴いていても、まだ欲しくなるような。若い頃に聴いてたな、懐かしいなって思われずに、いつ聴いても良い曲。年を取って聴いても「いいなぁ。the pillows」って言ってもらえる音楽でいたいんだよね。
Excite: “いつまでもセンスのいい高校生”なアレンジ…。それこそがthe pillowsの音楽が普遍である要因なんですね。
山中: 録音の技術や音のクオリティは日々進歩するから、そういう部分での違いは出てしまうだろうけど、でもやってる内容、バンドが発しているものは古いも新しいもないものになっているんじゃないかな。
Excite: その想いは今回の『Wake up! Wake up! Wake up!』にも、もちろん滲みますね。
山中: 本人たち的には変化してるんだよ。変わっていないというのは滲み出ているところで、自分でコントロール出来ないところ。気が付いてない、自分たちらしさのことで、意識としてはすごく変わったと思っているんじゃないかな。みんなが思っているほどこだわってはいなくて、だからこそ気付かないうちに滲んでいるんだと思いますね。でも『ストレンジ カメレオン』のパート2は作れない。全ての曲がパート1でありたいとは思ってる。
Excite: なるほど。そして今作を聴いて思ったのは、全11曲を聴いて、イントロだけでも「あ、the pillowsだな」ってわかる音だったんですね。何も言わずとも音がバンド名を語る、というか。
山中: さっきも話した93年からの第二期で、すごく音楽の勉強をしたんだよね。コードとか、知識を増やして、引き出しを膨大に増やしていったんだけど、そのときのことに意味があったなぁ…と思っていて。例えば今回のアルバムの2曲目『YOUNGSTER』のような3コードのロックンロールも、GREEN DAYを聴いていたときに「こういう曲をやりたいな」って思って浮かんだんだけど、ロックを作ろうとしても、オレと真鍋くんが鳴らすのはまるでロックンロールのアプローチではないもので、でもそうすることでGREEN DAYを聴きながらもなぜかブリティッシュっぽいものになっちゃう。それがthe pillowsらしさで、それはあの第二期に色んなことをやってたことが役立ってるというか。張り切ってる感を出さずに出来てる。そういうのはアルバムの随所に出てると思うんだよね。…実はね、ここ数年、すごくUSオルタナばかりを聴いて影響を受けてるって自分では思っているんだよね。でもどこに行っても、ブリティッシュ・ポップだって言われ続けていて、長年染み込んでるものは出てしまうんだろうなぁって感じてるところ。面白いなぁって思っていて(笑)。
Excite: ロックに行き切るわけではなく、だからといってポップ一辺倒でもない、the pillows独特のカラーがあって、そこはリフや音のちょっとした部分で作られていく感じがしますよね。
山中: そうだね。音作りに関しても特に最近はラウドな方向に行ってるわけでもないし、音でくすっと笑えるような面白さも出したいし。ロックバンドなんだけど、キャッチーなものも好きだしね。
Excite: the pillowsを表現する“ポップロックモンスター”っていう言葉は、そのものズバリの印象ですよね。
山中: そうなんだよね。ロックもポップも、なんでも好きだからね。
Excite: そんな今作はどんな曲が集まったんですか?
山中: 楽曲に関しては365日、常に作ってるから「今回はこういう曲だ」っていうのはないんだよね。自分たちの中でなにかしらかの変化があったとしても、それは淡いグラデーションみたいなもので。アルバムに入れる、入れないの基準も、歌詞が出来てる曲。歌詞が乗った曲が10曲出来たらアルバムになるんだよね(笑)。あとバランスを取る曲が2曲くらい。それがアルバムになるんだよ。でも「歌詞が乗った」っていうのは信用することにしていて、テクニックで書こうと思えば書けるけど、それは楽曲の想いを伝える曲にはならない。本当に歌いたい曲になるためには歌いたい歌詞が乗ることだと思うんだ。
Excite: だから、さわおさんの言葉はすごく届くんですね。
山中: 頑張って書いてないからね。ハマったものしか出してないから音と言葉はピタッと来てるはず。
Excite: そんな『Wake up! Wake up! Wake up!』を引っさげてのツアーは今年10月まで続きますね。
山中: 前半のライヴハウスではいつも通りにライヴをするけど、後半の大きな会場では舞台を組んでのライブになる予定なので、そこも楽しみにしていて欲しいですね。オレら自身も張り切ってるし、アルバムの曲も全部やるので、ツアー前半も後半も、どちらも遊びに来て欲しいですね。
http://www.excite.co.jp/music/close_up/0705_thepillows/
VIBE, HMV, TOWER RECORDS the pillows山中さわお 動画コメント
http://www.vibe-net.com/news/?news=0030725
http://www.hmv.co.jp/news/article/703090070
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfLayoutB.jsp?DISP_NO=003610
VA TSUTAYA ONLINE the pillows インタビュー
レコード会社移籍第1弾となったシングル、そしてアルバムをドロップするthe pillows。その頼もしさは変わらない。
「心機一転という気分はある」と山中さわおは言う。が、「曲の作り方やバンドのサウンドは変わらない」とも言う。その言葉どおりに、レコード会社移籍第1弾となるシングル「スケアクロウ」とアルバム『Wake up! Wake up! Wake up!』は、長年にわたって築き上げてきたthe pillowsのロックの最新型としか表現しようのない、オリジナリティあふれる音楽に仕上がった。
「リスナーのことを考えて作ったことなんか、1回もないからね。自分が聴きたいアルバムを作って、それをみんなが気に入ってくれるかどうか。毎回そうだよ。俺が気になるのは、“好きなの? 嫌いなの?”ということだけだから、“どうして好きなの?”という理由にもあんまり興味がない」
ソリッドでメロディアス、なおかつ肉感的でスタイリッシュ。おまけに、少年のピュアリティを色濃く残してロマンティック。昨年一緒にツアーを回ったMr.Childrenの名前を挙げるまでもなく、the pillowsの熱心なファンは多い。そのミスチルのカヴァー「つよがり」をカップリングに収めたシングル「スケクアロウ」は、切ないメロディが心のドアを激しくノックしてくる、美しく力強いミディアム・ロック・ナンバーだ。
「最初は“スケアクロウ”という言葉がなくて、もっと普通の言葉だったんだけど、何かパンチが弱いなと思って。煮詰まって、気分転換に映画『スケアクロウ』のDVDを観たんですよ。アル・パチーノとジーン・ハックマンのロクデナシ2人が旅を続けていく物語で、劇中でジーン・ハックマンが“いつか店を持ちたいんだ”と夢を語る、その店の名前がスケアクロウ。スケアクロウ=カカシ、というのはたぶん間抜けな意味があるんだけど、そういう言葉に愛着を持つのは僕もよくわかるし――曲に戻ると、これはラブ・ソングに仕立ててあるんだけど、バンド・ソングとしてメンバーに向けて作った歌なんですよ。その言葉に呼ばれたように、運命的に“スケアクロウ”になりました」
あと2年で結成20周年を迎えるthe pillowsの音楽からは、確かに未来へ向かって歩いている実感が聴き取れる。目的地なんてわからないが、その足取りは相変わらず力強く、頼もしい。

